まず一歩!顧客本意の連合会

連合会沿革・組織

 

 連合会沿革

2024年6月1日現在
1.団体名
日本ポリエチレン製品工業連合会(任意団体)
2.所在地

〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町15-17(日本橋協栄ビル)

詳細マップは地図をクリックしてください。

TEL:03-3661-3834
FAX:03-3661-3849
3.設立
昭和29年9月9日(昭和45年10月1日改組)
4.目的
本会は全国のポリエチレン製品に関する3工業会ならびに1工業組合で構成しており、相互の緊密な連携を保ち、共通の課題についての対応並びに解決を図ると共に、斯業の健全な発展に寄与することを目的とする。
構成工業会
 (1)日本ポリエチレンラミネート製品工業会
 (2)日本ポリエチレンブロー製品工業会
 (3)日本フラットヤーン工業組合
 (特別会員)日本ポリエチレン重包装袋工業会 (2024年5月に特別会員へ移行)
*なお、3工業会ならびに1工業組合の所在地は連合会と同じ。
5.役員(2024年5月21日付)
会 長  廣野 裕治(積水成型工業株式会社 社長)
副会長  藤森 明彦(ZACROS株式会社 会長)
副会長  浅野 和志(萩原工業株式会社 社長)
専務理事 田中雅人
事務局長 小島輝久
6.会員数
正会員2工業会1工業組合
   加盟会員企業合計 57社(重包装袋工業会含む)
特別会員 樹脂、インキメーカー 他   8社
    (以下の日本ポリエチレン重包装袋工業会も特別会員)
*正会員2工業会1工業組合、特別会員1工業会の加盟会員企業数と主な会員企業社名
(1)日本ポリエチレンラミネート製品工業会 23社
 ZACROS(株)、(株)サンエー化研、名糖(株)、大日本印刷(株)、凸版印刷(株) 他
(2)日本ポリエチレンブロー製品工業会   15社
 積水成型工業(株)、コダマ樹脂工業(株)、(株)吉野工業所、東都成型(株)他
(3)日本フラットヤーン工業組合   8社
 萩原工業(株)、ダイヤテックス(株)、㈱イノベクス、東洋平成ポリマー(株) 他
(特別会員)日本ポリエチレン重包装袋工業会    11社
 日本マタイ(株)、王子製袋(株)、昭和パックス(株)、シコー(株)、佐藤産業㈱ 他

会長挨拶

(2024年5月21日の連合会総会 懇親会での廣野会長挨拶から抜粋)

連合会会長の廣野でございます。

まず初めに、今年元日に起こりました能登半島地震では皆様や関係先、ご親族などで被災された方もいらっしゃるかと思います。被害を受けられた方々に謹んでお見舞いを申し上げますとともに一日も早い復旧復興を心よりお祈り申し上げます。

当工業会総会後の懇親会に本年も会員・賛助会員の方々、マスコミ関係の皆様にも多数ご来場いただき心より御礼申し上げます。2023年度の通常総会は、おかげ様で先程無事に終了致しました事をここにご報告申し上げます。

本年度のトピックスと致しましては、これまで連合会の一員として共に活動を支えてきた「重包装袋工業会」が連合会の正会員から特別会員に移行する事になりました。立場は変わりますが、今後も仲間として色々とご相談させて頂けたらと考えております。

さて、私たちを取り巻く社会環境を見ますと、23年度は引き続き逆風の年となりました。IMF世界経済成長率は23年でプラス3.2%、24年予測も+3.2%と底堅さは保つ見通しですが、ロシアによるウクライナ侵攻継続やハマス・イスラエル間の戦闘勃発による中東情勢緊迫化は結果として石油等のエネルギー価格上昇のリスク要因となっています。中国経済の回復状況や米国の大統領選結果によって変動してしまうフラジャイルな状況だと考えております。

一方で日本ではご存知の通り3月に日銀が17年ぶりに利上げ施策を実施したものの日米金利差による円安が続いており輸入企業の業績を圧迫しております。内閣府の発表で23年のGDP成長率はインバウンド効果もあって+1.9%と前年の+1.0%から上昇したものの、IMF予想によると24年・25年は+1.0%前後の低成長見込みです。

その他にも人出不足や環境対応など企業が取り組まなければならない喫緊の課題を挙げると枚挙にいとまがありません。

我々の業界に目を移しますと、23年の樹脂加工製品販売量は対前年で▲4.2%と2年連続減少となりました。また、原料や副資材、エネルギー、物流費、労務費等の価格上昇による価格転嫁はある程度進んだものの、そもそもの需要の盛り上がり不足が影響して十分なヘッジまでには至っておらず、収益面でも非常に厳しい年となりました。

そのような厳しい環境下、人材確保や経済の好循環に繋げようと多くの企業が昨年来賃上げを実施しております。各企業の知恵と努力の賜物だと考えていますが、直近でも各種コストの更なる上昇が続いています。自助努力で賄えない部分の価格転嫁を進めて事業の健全化を図り、継続的な景気上昇に繋げる流れが理想だと考えます。

こういった中、先ほどの総会におきまして24年度活動方針として、「(1) 社会的責任の全う」、「(2) 傘下工業会・工業組合の事業活動支援」、「(3) 積極的な周辺活動によるプラスチック、プラ容器包装の「価値」認識の向上」、「(4) 財政の健全化」の4点を決定致しました。会員の皆様の事業の発展・変革を支援していけるような情報収集・発信や活動を行っていきたいと考えております。

今年に入ってから大企業の品質や安全での問題がいくつかメディアで大きく取り上げられました。また、環境に関しては以前から当連合会が真摯に取り組んでいるマイクロプラスチック・海洋ごみ問題に加え環境/GXへの対応も重要です。更には今後の急速なAI浸透社会への準備も新たなポイントとして注視する必要があるのではと考えます。

当連合会としましても、こういった各種課題について会員の皆様の支援や情報収集と共有化を行っていく所存ですので、何卒引き続きのご協力を宜しくお願い致します。

振り返ると多種多様な課題が同時多発的に出てきておりますが、半導体投資の活発化や日経平均株価の好調継続などの明るい話題も少なからず出ております。

私個人としては、逆境の中で起こるポジティブ情報を長期的なチャンスに変えるマインドが大事なのではないかと考える次第です。

例えば、訪日外国人が2か月連続で3百万人超えという話がありましたが、単なる円安が引き起こしたインバウンド需要増という捉え方だけでなく、日本製品・サービスに触れてもらう事で品質やものづくりの信頼性、環境へのアンテナの高さを改めて認識して頂き、“日本ブランド”を世界で持ち上げるチャンスとする。「Made in Japan」の価値を高めて国内外からの憧れを復活させる事が巡り巡ってポジティブに跳ね返ってくる。そういった考えとなります。もちろん楽観的になり過ぎるのも良くないとは重々承知しておりますが、日本企業がDNAとして有している“ものづくり力“を、業界を超えて活用し合いチャンスに変えたい。

当連合会も連合会の精神をもって従来活動を進化させる事に加え、どのような手を打てるのかについて会員皆様とともに知恵を絞っていければと考えております。また、会員・賛助会員の事業の発展につながる様、今後ともご支援を宜しくお願い致します。

2024年5月
日本ポリエチレン製品工業連合会
会長 廣野 裕治

*)2023年5月23日の連合会総会・理事会より、連合会会長に廣野氏が就任。

【廣野会長紹介】
廣野 裕治(ヒロノ ユウジ)
積水成型工業株式会社 社長
日本ポリエチレンブロー製品工業会 会長

 

連合会ビジョンと事務局のモットー

1.当連合会は「『顧客本位の連合会』の構築」をビジョンとして掲げ、活動いたしております。
2.ここにいう「顧客」とは、広く「相手」という概念であり、会員(会員企業並びに当該企業の従業員、特別会員、賛助会員など)のみならず、官公庁、他業界関係団体なども広く含むものと考えております。

 

※ISO9001の「品質」を単なる物の質を超越した経営品質であり組織の品質ととらえる。
「顧客」の視点で「質の高いサービス」の提供をする
「顧客本位の連合会」の構築を目指します。

会則